活動日誌

アニメ市場が2兆円を突破!成田市も作品の企画段階からアニメツーリズム・地域連携を見据えた取り組みを!

政策

皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

わたしたち政友クラブは新年度当初予算編成時期である10月に、市長に対して予算要望書を提出しています。

 

市内それぞれの地域、世代から構成している10人の会派ですので、その内容は多岐にわたり、健全財政に向けての政策提案や市の発展に資する政策、地域課題・要望など、住民の福祉向上に向けて毎年70項目程度に絞って提出しています。

 

昨年10月の予算要望の中の一つに・・・

アニメツーリズムの推進を盛り込みました。

 

『アニメツーリズムの調査研究の推進』

近年盛り上がりを見せているアニメツーリズム。

県との連携強化はもとより、成田市を舞台としたアニメ作品の増やすために出版社・作家等へのアプローチ、支援活動の検討など、アニメの聖地化を目指すとは市の振興に寄与することから、より積極的に調査研究すること。

 

昨年末におもしろい記事が出たので以下ご紹介します。

 

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アニメ産業市場、初の2兆円突破 中国など海外人気が牽引 (産経新聞)

 日本のアニメ産業の成長が続いている。

 平成29年の市場規模は初めて2兆円を突破。世界的なアニメ人気を背景に海外市場が大幅に伸び、動画配信事業も右肩上がりを続ける。

 アニメの業界団体である日本動画協会が今月まとめた「アニメ産業レポート2018」によると、29年のアニメ産業市場は前年比8%増の2兆1527億円で、5年連続で最高額を更新した。

 この統計は、「音楽」や「ライブエンタテイメント」など関連ジャンルを含めた広義のもの。アニメ制作に絞った狭義の「アニメ業界」の規模も、前年比148億円増の2444億円となり、過去最高を記録した。動画配信は540億円で5年前(272億円)から倍増した。

 

 規模拡大に最も貢献したのは前年比29.6%増の海外分野(9948億円)だ。24年(2408億円)と比べると、5年で4倍以上に跳ね上がった。海外でのアニメ人気の定着に加え、ネットフリックスなど動画配信サービスの普及や、日本発のスマートフォン向けゲームの急成長が要因とみられる。

 中国市場の台頭も大きな理由だ。同国でも人気のアニメ市場が急成長。「ドラゴンボール」など日本ブランドの影響力もあり、近年は中国から委託を受け日本で制作されるアニメが出てきた。同レポートの編集統括を務めた増田弘道さんは「中国市場の成長は目覚ましく、アニメでも『爆買い』が行われた」と話している。

 

・29年のアニメ産業市場は前年比8%増の2兆1527億円で、5年連続で最高額を更新

・日本発のスマートフォン向けゲームの急成長が要因とみられる。

・中国市場の台頭が大きな理由

 

まとめるとこんなところでしょうか。

アニメ市場がとうとう2兆円を超えるにまで至りました。

中国は産業保護を理由に日本アニメの規制をやるのでは?という中国ならやりかねない「チャイナリスク」は憂慮されますが、日本アニメはすでに世界へと広がっており、この流れは今後も続くでしょう。

 

さて、われわれ会派政友クラブが提案しているアニメツーリズムとは、アニメや漫画の作品の舞台となった土地や建物などを訪れる旅行のことで、「聖地巡礼」とも呼ばれています。

 

上の記事をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、日本のアニメや漫画はクールジャパン・コンテンツとして世界的に注目されており、既に海外には多くのファンが存在しています。

 

こうした全世界のファンが来日した際は「アニメ聖地」に訪問したいというニーズが高まりを見せています。(もちろん訪日外国人観光客に限った話ではなく、日本人観光客にもニーズあり)

 

アニメ聖地とは、

①アニメや漫画の舞台やモデルになった地域や場所

②作家ゆかりの街や生家、記念館

③作品などに関連する博物館、建造物、施設

を指します。

 

アニメツーリズムの主な課題としては、

●「聖地」への集客から、地域資源への誘客・地域における消費へつなげる方策

●アニメ聖地と周辺観光地・権利者・自治体・地域産業・インフルエンサーとの連携

でしょうか。

 

 

アニメの舞台となった地域が連携することにより、アニメを核として地域の魅力を発信し、地域活性化やインバウンドへの波及につなげることができるのではないかと考えています。

 

さらに、そうした作品の企画段階からアニメツーリズム・地域連携を見据えた取り組みができれば、より効果的ではないかと思うのです!!!

 

もはや一部のファンだけのものではなくなった『アニメ』。

わたしも学生時代は、「スラムダンク」や「うしおととら」とマンガを読んでいただけに、なじみ深いものがあります。

 

当時、成田が舞台となって流行していた不良ギャグマンガ「カメレオン」も今なら絶好のアニメツーリズム対象でした。(惜しい!!)

 

大人のわたしが見ても面白いと思った「君の名は。」は、聖地巡礼の最成功例とも言われています。

 

もちろん全てのアニメがヒットするわけではありませんが、アンテナを高く持って広い視野から成田市を盛り上げる施策の推進に、今年も会派メンバーの皆さんと一緒に切磋琢磨、努めていきたいと思います。

 

それではまた明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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