病院を核に大学、福祉施設を開設することは、地域医療・福祉に貢献するだけではなく、地域経済をも潤す。
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
二日目の今日は、福岡県南部に位置する大川市にある高木病院とその周辺施設を視察させていただきました。
国際医療福祉大学高木理事長のスタートの地と言われるこの病院は、昨日の常勤医師90人で、199床の全室が個室という山王病院とは違い、増床を繰り返し506床という大規模な病院ながら、4人部屋が中心で医師数も100人と市民に寄り添った病院となっていました。
そして、やはりこちらも高木病院を中心に1200名が在籍する大川キャンパスや、介護施設、そして近くにホテルがないからと、リバーサイドホテルを経営、さらに人口3万人ほどの街に映画館がないということで、おおかわ交流プラザを建設し、映画館、書店、認定こども園(病児病後保育も受け入れ)、通所リハビリセンターを運営されています。
大学キャンパスは、たまたま高木病院に隣接していた高等学校が統廃合により空いた敷地を活用しており、この大学に通う生徒たちの4割は周辺地域のアパートに住んでいるということです。
国際医療福祉大学グループの特徴を、
高度な医療を提供する病院運営を実現するにあたり、その要となる人材を育成すること。
学生たちの就職先の受け皿となる介護施設や子育て支援施設をどんどん開設していくこと。
と昨日のブログで書きましたが、今日の視察を受け、
国際医療福祉大学グループの施設が街にどんどん整備されていくことの効果には、地域医療、地域福祉に寄与するほかにも、若い学生たちがその周辺地域に移り住み、経済を潤し、街に活気をもたらすことにあると、再認識しました。
成田市おいては、公津の杜駅前に看護学部を含む2学部5学科、そして医学部キャンパスがオープンし、畑ヶ田地区に医学部付属病院が建設されることになるため、福岡市、大川市のような病院を中心とした施設整備とは異なるかもしれませんが、両市への貢献度を踏まえると、成田市への国際医療福祉大学グループの手腕に期待してやみません。
それではまた明日!
