活動日誌

あれもダメ!これもダメ!からの脱却。組体操を継続するために検討すべき3つのこと。

日常のこと

こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

なんちゃって肉離れもだいぶ良くなってきたこの頃、先日の運動会について書こうと思います。

 

運動会で個人的に気にしていたのが、場所取り・・・(笑)のほかに、もうひとつあり、目下の話題となっていた「組体操」がどうなるのか、でした。

 

「組体操をやめることは簡単、それでも課題をクリアして継続してほしい。」

http://www.ama-shin.net/blogs/policy/3509/

 

過去にもブログに書きましたが、今年初旬のスポーツ庁からの通知によって、「安全性を確実に確認できない場合は組体操の実施を見合わせるよう求める旨」の通知が全国の都道府県教委に通知されました。

 

これを受けて県内では、流山市や柏市などで小中学校の組体操が全面廃止を決めましたが、成田市では市としては、それぞれの学校この通知を踏まえ個別に対応することなりました。

 

ですから、母校吾妻小学校では毎年実施されていましたので、果たしてどういう対応となるのか気にしていたのです。

 

組体操を廃止するべきか。継続するべきか。

 

この問題を議論するためには、リスクの大きさだけでなく、得られる利益と、リスクを回避する手段があるか、が大切な視点だと思います。

 

※ピンクのTシャツを着ているみなさんは、万が一に備えて補助に回っている教職員、事故発生を絶対に起こさないという意思が見えます。

 

個人的には、危ないからやっちゃダメ、それもダメ、あれもダメ、ダメ、ダメ、ダメ、となんでも禁止しようとする今の傾向には疑問を抱いています。

 

もちろん、「別にケガをしたって、骨折したっていいじゃないか!」とは言いません。

 

ですが、すぐに禁止しようとするのではなく、得られる利益を考慮して、リスク回避をしながら継続していくべきだと思うのです。

 

吾妻小学校の組体操(表現運動)はまさにそれ、成功した時の子供たちの笑顔に感動して涙を流す人がでるほどの、それはそれは、感動的なプログラムでした!!!!

教職員の皆さんご苦労様でした!!

 

さて、話しを戻しますが、危ないからやめろといった感情論による廃止・反対論も世論であり、無視はできないことであり、万全を期して臨むことが肝要であることは論を待ちません。

 

そこで、今後も継続するのであれば、以下3点の課題を整理、解消していく手立てを講じていく必要があると思いますので、列記したいと思います。

 

多くの学校でも、検討すべきは検討し、継続できるのであれば、残していただきたいものです。

 

 

●組体操安全指導マニュアルは作るべき。

例えば、スポーツ庁が発表した組体操による事故8000件(昨年)、骨折など2000件は、数字的には多いと思います。

 

学校管轄における事故発生件数を把握していませんので一概には言えませんが、組体操における事故の骨折発生確率25%は、問題視すべきです。

 

ですから、発生状況の調査を進める(国マター)と同時に、組体操を実施するために必要な安全指導マニュアルは作成すべきだと思います。

 

 

●練習時間をもっと確保するべき。

この点については、数字的な根拠も分析もありませんが、そもそも運動会の練習期間が短すぎるのも事故発生の大きな要因といえるのではないでしょうか。

 

部活動は毎朝、放課後、週末とほぼ毎日行っているので、生徒児童も自分でリスクマネジメントができるようになっていると思いますが、運動会は運動会が始まる2週間前ほどから練習がスタートします。

 

これでは事故発生リスクが高くなることは、理解に難くありません。

 

ですから、せめて体育祭数か月前から組体操を見越した運動を体育の授業に盛り込んだり、放課後組体操特訓?など準備を進めていく工夫が必要だと思います。

 

 

●強制参加という問題点をクリアすべき

運動会という性質上、基本的には全員参加です。

例えば部活動であれば、児童生徒が好き嫌いで選んで参加しているので問題視され難いと思いますが、運動会ではそうはいきません。

 

すでに学校によっては行われているのかもしれませんが、ピラミッドやタワーといった高難易度の演目については、挑戦したい生徒を募り、その中でも運動能力の高い生徒に任せるような選抜スタイルをとってもいいかもしれません。

 

 

 

 

現場で働いている教職員の皆さんであれば、もっと様々な課題やアイデアを持っていると思いますので、創意的な議論に期待したいと思います。

 

わたしも、できない理由や、やらない理由を考えようとするのではなく、どうすればできるのかを考え、実践できる政治家として、歩みを進めていく所存です。

 

それでは、また明日!

< 前のページへ戻る

千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

月別アーカイブ

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

詳しい県政活動はこちら あましんレポート
トップぺ戻る