活動日誌

この発言は人として、同世代として、看過できない!

成田市議会の話

私は、これまで他人のことは言わないようにしてきたのですが、今日の一般質問での発言はあまりにも個人を、人生の先輩方を侮辱したものであり、

 

「議員」が特権階級にあると誤認されているのではないかと見受けられる同じ若手議員の資質を問うべく、ここに述べさせていただきたいと思います。

 

議員1期目の若手議員は、本日最後の一般質問において企画政策部長(成田市の政策「国家戦略特区」「医療大学誘致」などの立案の中枢を担う部署のトップ)の答弁が不満・不十分だったからなのか、

 

「あと2、3年でいなくなるような(退職される)人の答弁は信用ならない。」

 

 

「20年後どうなっているのかわからない(生きているかわからない?)、

 

将来のことを考えられないような年老いた人ではなく、将来のことを考えられる

 

若い世代の人にちゃんと検討してほしい。」

 

 

と執行部の答弁を受け入れる気がないというような趣旨の発言を浴びせました。(「」は私の記憶であり、正確な内容は議事録を。)

 

これに対し、執行部局である企画政策部長は、込み上げる感情を決してこぼすことなく、それでいて「議員」に対する最大限の配慮を忘れることなく、

 

 

「私は35年間、真剣に成田の発展を想い、尽力してきたつもりですが、

 

議員が私をそのように思われていたことは大変、残念であります。」

 

 

「ですが、私は子どもがいて、孫も成田市に住んでいる。

 

個人的なことではあるものの、そのことからだけでも将来の成田のことを想っていると

 

ご理解いただけるのではないかと存じますが、いずれにいたしましても、

 

これからも将来のために尽力し、努めていくつもりでございます。」

 

 

と最後まで個人的な感情を抑え、真摯な答弁を貫かれました。

 

物言いこそ穏やかではありましたが、私の正面に座っていらっしゃった部長の目からは、込み上げた感情が溢れていたことはすぐにわかりました。

 

それでも、最後まで執行部の担当部長としての任を全うすべく真摯な答弁をされていたことが印象的であり、その姿勢に私も涙を堪えられませんでした。

 

同じ議会議員として同氏がいることが、私は本当に恥ずかしく思いました。

 

経験に勝るものなし。とまでは言いませんが、これまで35年間市役所の職員として務めあげられ、その中でも突出して能力が高く、尽力されてきたことが評価されたからこそ、成田市の頭脳の中枢ともいえる企画政策部長に就任されたのだと思います。

 

事実、財政部にいらっしゃった時から議論を交わさせていただいていますが、とても論理的で合理的判断をされる、とても優秀な方だと私は思っています。

その方に対して、いえ、人生の先輩に対して。

 

同世代が、一介の議員が、政策ではなく(政策論争を繰り広げるなら、私も立場として毅然とした態度で質し、決して手を緩めることはしませんが。)、ただただ、自分が部長よりも若年世代であることを振りかざし、

 

歳をとっているから成田の未来を考えられない。

 

だから、あなたの答弁は信用できない。

 

若い人にやらせるべきだ。

 

という趣旨の発言することで自身の質問の優位性を保とうとしているように見受けられる姑息で卑怯なやり方がまかり通っていいのでしょうか。

 

 

議員は、そんなにも偉いのでしょうか。

 

 

同じ議員として、それ以前に、同じ人間として、

 

同世代からの発言として心の底から情けなく、恥ずかくなりました。

 

到底、理解できません。

 

議会議員における『一般質問』という制度上、執行部に反論する権利は与えられておらず、質問に答えることしか許可されていません。

 

そのことを笠に着たある種の「いじめ」ではないかとさえ思い愕然としました。

 

 

議会として、正式に当該部長をはじめ執行部に、最低でも謝罪の意を示すべきであり、当該議員については厳格な対応を私は求めたいと思います。


なお、私は政策論争においては年齢は関係なく、右だろうが左だろうがより良い提案をした方を採用すれば良いという考えですので、政策論争は大いに結構だと思っています。

 

ですが、相手の年齢や容姿など、変えることができない部分を取り上げて非難し、自分の質問を優勢に持っていこうとするようなやり方には、一切、組しませんし、このことだけは人として守っていきたいと思います。

なにより私自身、他人のことを批判・批評できるような人間ではないことは十分に自覚しており、このようなことを書くこと自体、正直、大変心苦しく感じております。

 

ですが、経験を積まれ、幾多の苦難を乗り越えてこられた人生の先輩方がいらっしゃったからこそ、今の自分があると思っていますし、

 

なにより、最前線で市政の発展にご尽力されている当該部長が浮かべられた涙を想うとき、議会全員がそう思ってはいるわけではないということをここに明らかにすべきだと思い至りました。

 

最後に。

 

他者を評したという意味においては、当事者と同列と思われてしまうかもしれないということも自覚しているつもりです。

 

しかしながら、市議会議員雨宮真吾という以前に、一人の人間として、

同世代として看過してはならないという、義憤が筆を執らせた次第です。

 

 

成田市議会議員

雨宮しんご


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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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